成猫の体の変化
1歳~シニア期までの変化
猫は8ヶ月頃から成長がゆるやかになり、1歳頃になると成長がほぼ止まり体長や体重は変わらなくなります。
そのため、生後1歳の頃の体重が生涯キープするべき体重の目安になります。
つまり、この頃の体重より増えるようだと食事の量が適切でなかったり、運動量が不足している可能性があるの
で気を付けるようにしましょう。
1歳からシニア期に突入する7歳になるまでは体の変化はほとんど起こりません。
何か変化がある時は病気のサインである可能性があるので、以下のことに注意しながら猫の成長を見守るようにしましょう。
目の変化
目やにや涙が出ていないか、目をシパシパさせていないかなどをチェックしましょう
耳の変化
耳のニオイがいつもと違わないか、耳垢の量や色がいつもと違わないかなどをチェックしましょう
口の変化
口臭がきつくないか、歯石がついていないか、歯茎が赤くなっていないかなどをチェックしましょう
体型の変化
くびれがほどよくあるか、背中を触ると肋骨に触れるかなどをチェックしましょう
皮膚の変化
フケはでていないか、赤いポツポツはないかなどをチェックしましょう
被毛の変化
部分的な脱毛はないか、毛艶は悪くないかなどをチェックしましょう
これらは日常的に観察することで変化にすぐ気が付くことができます。
何か変化があれば病気が潜んでいる可能性も考えられるので、そういった場合はすぐに動物病院に相談するようにしましょう。
シニア期の変化
猫は7歳頃からがシニア期といわれています。この頃から加齢に伴いさまざまな体の変化がみられるようになります。
皮膚の変化
皮膚に弾力がなくなり、皮膚病やイボなどの皮膚トラブルが増える
被毛の変化
被毛に艶がなくなり、白髪が増える
歯の変化
歯石がつきやすくなり、口臭が強くなったり歯が抜け落ちたりする
目の変化
目やにが出るようになったり、黒目が白く濁って視力が低下する
耳の変化
耳が遠くなり、呼びかけや音に反応しなくなる
筋肉の変化
全体的に筋肉が衰え体が細くなり、歩き方がおぼつかなくなる
これらの変化は時に病気のサインである可能性があります。
7歳を過ぎたら1年に1度は健康診断を受けるようにしましょう。
また、シニア期に多い病気は特に早期発見・早期治療がとても重要になるので、何かおかしいと感じたらすぐに動物病院を受診するようにしましょう。
image:PAKUTASO
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