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猫を飼いたいと思っている方、これから猫を飼う方、すでに飼っている方。猫と一緒に暮らすために必要な情報をまとめました。猫の育て方・飼い方で悩みがある方に。

猫にはこんな病気がある

子猫に多い病気

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子猫に多い病気にはさまざまなものがあります。
ほとんどの場合、子猫を引き取った時点ですでに病気を持っているので、引き取ったら早い段階で動物病院を受診し、検査をしてもらうようにしましょう。

 

猫風邪

さまざまなウイルスなどが病原体となり、鼻水や目やに、くしゃみといったいわゆる風邪のような症状がみられる病気です。

伝染力が強くくしゃみによって猫同士感染するため、多頭飼いの場合には猫同士の接触は避けましょう。また、ワクチン接種による予防が可能なので、子猫のうちから毎年ワクチン接種を行いましょう。

お腹の虫

回虫コクシジウムといったお腹の虫が寄生することによって嘔吐や下痢、食欲不振などの症状がみられます。集団感染しやすいため、子猫のうちに一度動物病院で糞便検査をしてもらうと良いでしょう。

ノミやダニ

特に野良猫や室外にも出る猫に多く、皮膚を痒がったり、ひどい場合には貧血になることもあります。ダニは1年中生息しているので、年間を通してノミやダニの予防をしっかり行いましょう。

猫伝染性腹膜炎(FIP)

3歳までに多くみられる病気です。
猫コロナウイルスによる感染症で、食欲不振や嘔吐、下痢、発熱などの症状がみられ、症状が進行すると腹水や胸水が溜まる侵出型(ウェットタイプ)体液が溜まらない非浸出型(ドライタイプ)のどちらかに分かれます。

侵出型の方がよくみられ、腹水が溜まるとお腹が大きく膨れ胸水が溜まると肺などが圧迫され呼吸困難をおこします。非常に死亡率が高いですがワクチンはなく予防が難しい病気です。

年をとると多くなる病気

人間と同じように、猫も年をとると病気になりやすくなります。予防が難しいことも多いため、早期発見・早期治療がとても大切になります。

7歳以上になったら少なくとも1年に1回は健康診断を受けるようにしましょう。

慢性腎不全

高齢の猫に最も多い病気の一つに慢性腎不全があります。
食欲の低下や多飲多尿、嘔吐、下痢などの症状がみられ、最終的には死に至る病気です。一度失われた腎機能は元に戻ることはないので、早期発見・早期治療が大切です。

疑わしい症状が出たらすぐに動物病院を受診するようにしましょう。

歯周病

猫は歯磨きが難しいことから歯石が沈着しやすく、また加齢とともに免疫力が低下することから年をとると歯周病になりやすくなります。

歯が抜け落ちたり口臭が強くなったり痛みから餌を食べにくそうにするなどの症状がみられます。放置しておくとどんどん悪化してしまうので、歯肉の赤みなど、口腔内に異常がある場合はなるべく早めに動物病院を受診するようにしましょう。

image:PAKUTASO

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