子猫を引き取ったらどうすべきか
体重管理
人の手で子猫を育てることは、手はかかりますがそれほど難しいことではありません。
猫はだいたい100gくらいで生まれてきて、およそ1週間で100gずつ増えていきます。体重の増えが悪いとミルクが足りていなかったり、病気で体力が落ちてきていたりあまりいいことはありません。
キッチン用のスケールでかまわないので、1日1回は体重を測るようにしましょう。
また、命を落としてしまう可能性もあるので、体重の増えが悪い場合は必ず動物病院を受診してください。
寝床
生後数週間の子猫は暖かい場所におく必要があります。
子猫が生活する場所の温度は生後1週間目は29~32℃、次の3~4週間は27℃、第6週目には21~24℃に保つと良いといわれています。
冬場などはペットボトルにお湯を入れた簡易湯たんぽやペット用ヒーターなどを使って子猫の体温が下がらないよう気を付けましょう。
ただし、この時期の子猫は暑くても自分では熱源から離れることができないので、火傷をしないように注意してください。
寝床には清潔な紙やタオルを敷くようにして、少し高めの段ボールや小さめのキャリーケースなどに入れておくと安全です。
食事
生まれたばかりの子猫は固形物は食べられないので、生後2~3週間頃までは猫用のミルクを与えます。
子猫に授乳する時は哺乳瓶を使います。生まれたての子猫の場合は1日にだいたい6~8回授乳しますが、授乳の回数は成長とともに減らしていき、生後2~3週間頃までには1日にだいたい3~4回になるようにします。
やり方がわからない場合や吸い付きが悪い場合、上手に飲めない場合などは動物病院に相談しましょう。
与える量は商品によってさまざまなので、表示されている量を参考に与えてください。表示は1日量だったり1回量だったり商品によって異なります。表示が1日量の場合は1日量を1日の授乳回数で割って1日量を計算しましょう。
ミルクを溶かすお湯は37~40℃のぬるま湯を使い、ミルクの作り置きはせず、必ず毎回新しいミルクを作ってください。
トイレ
子猫の排便・排尿には人の手助けが必要です。
毎回授乳した後にティッシュペーパーをぬるま湯で濡らしたもので肛門付近を刺激してあげてください。水下痢をしたり何日も便がでない(便秘)場合は動物病院に相談しましょう。
image:PAKUTASO
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