猫の離乳食と餌について
離乳食の始め方
猫の離乳食は子猫用の缶詰やドライフードをふやかしたものを与えます。ドライフードをふやかす時は37~40℃くらいのぬるま湯を使用してください。熱湯でふやかしてしまうとドライフードに含まれているビタミンやミネラルといった栄養素が壊れてしまうので注意しましょう。
また、猫風邪をひいている場合には鼻がきかないため、食べが悪くなることがあります。食べが悪い場合は指にフードを少しとって口の中に少しいれてあげましょう。
餌の場所や味がわかれば自分から舐め始めるようになります。
2週間くらいかけて徐々に水分量を少なくしていくと、生後6~8週目にはドライフードが食べられるようになります。
1日の食事回数は離乳食で1日4回くらい、その後生後1年くらいまでは1日3回にします。
生後1年までの餌
餌は子猫用の「総合栄養食」を主体にしましょう。
「総合栄養食」とは、猫に必要な理想的な栄養素がバランスよく含まれていて、新鮮な水と一緒に与えるだけで健康が維持できるように考えられたフードのことをいいます。フードのパッケージに記載があるものを選ぶと良いでしょう。
生後1年までは成長が著しい時期なので、生後1年まで子猫用のフードを与えます。
1日の食餌量は成猫で体重1kgに対して約70~80kcalといわれていますが、子猫は成長の為にもっと多くのカロリーを必要とします。フードのパッケージには必ず目安となる食餌量の記載があるので適切な食餌量を与えるようにしましょう。
また、缶詰や半生タイプのものは歯周病や肥満の原因になってしまうのでドライフードを選ぶようにします。
ペットショップやブリーダーから直接引き取る場合は、引き取る前に与えていた餌を引き続きあげても良いですが、数種類を混ぜていたり粉ミルクをトッピングしていたりする場合もあるので、必ず年齢に合ったドライフードを1種類だけ選ぶようにし、粉ミルクなどのトッピングはカロリーオーバーになってしまうのでやめましょう。
また、月齢によって与える食餌量は増えていくので、定期的に食餌量の見直しを行いましょう。引き取った時と同じ量をずっと与えていると低血糖や低体重を引き起こし、命に影響を及ぼすことがあるので注意してください。
下痢が続いたり便秘になってしまう場合はフードが合っていない可能性があります。猫は味にうるさい動物でもあるので、猫の好みや体に合ったフードを選ぶようにしましょう。
image:PAKUTASO
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