猫のトイレのしつけについて
猫にトイレのしつけをすることは可能?
猫にしつけは難しいとよく聞きますが、実はトイレのしつけは比較的簡単にできます。
というのも、猫はもともと砂漠地帯に住んでいたため、砂の上でトイレをする習性があります。そのため、猫砂をいれたトイレを置いておけばしつけをしなくても自然とその中でしてくれることもあるくらいです。
とはいえ何点かコツが必要なので、覚えが悪い場合などは参考にしてみてください。
トイレのしつけ方
トイレの置き場所は玄関や部屋の出入り口といった人の出入りが多い場所やテレビや洗濯機など音の出るものの近くは避けてください。
猫は音に対して非常に神経質なため、トイレの最中に大きな音がするとおどろいてトイレをやめ、その場所でトイレをしなくなる可能性があります。
トイレは必ず静かで猫が落ち着ける場所に用意してあげましょう。
もしペットショップやブリーダーなどから引き取る場合は、もともと使っていた猫砂をもらいトイレの猫砂に混ぜてあげると排泄物や自分のニオイがうつるのでトイレを覚えやすくなります。
トイレの置き場所が決まったら、トイレの場所が覚えやすいように猫をその1部屋から出られないようにします。猫がトイレに行きたいとき、床のニオイをかいでそわそわし始めるので、この仕草がみられたらすかさずトイレに連れて行き、「ここがトイレだよ」と教えてあげましょう。
1度トイレに成功すれば次からも同じ場所でするようになります。寝起きや食後など、トイレのタイミングを見逃さないようにしましょう。トイレを覚えたら部屋を開放してもOKです。
また、トイレの場所を変えたい場合はトイレに慣れてから少しずつ移動させると良いでしょう。上手くいかない場合は元の場所にもトイレを設置しておくとなお良いです。
また、トイレの数は猫の数+1個なので覚えておきましょう。
粗相の対処法
粗相をするのには必ず理由があります。大きな声で怒鳴ったり体罰を与えることはしつけになるどころか猫との関係が悪化してしまうことがあるので絶対にやめましょう。
まずはなぜ粗相をするのか、その理由を探ります。
- 静かで落ち着ける場所にトイレを設置しているか
- トイレは汚くないか(猫は非常にキレイ好きなため、トイレが汚いとトイレを我慢してしまいます)
- トイレの数は適切か
- ストレスがたまっていないか
などを再確認しましょう。
また、一度粗相した場所にはニオイが残ってしまいます。ニオイが残っているとそこがトイレだと勘違いし、再び粗相をしてしまう可能性があります。粗相してしまった場所は必ずきれいに掃除をするようにしましょう。
そして、成猫や老猫が急に粗相しだした場合はなんらかの病気の可能性があります。粗相が続くようなら早めに動物病院を受診するようにしましょう。
image:花王 ニャンとも清潔トイレ
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