猫の健康チェックについて
健康チェックをする意味
病気かどうかを判断するためには健康な状態を知る必要があります。というのも、健康な状態と比べていつもと違う様子が見られれば病気のサインである可能性が高いからです。
また、日常的に健康チェックをしておけば、病気の早期発見・早期治療につながります。
病気の種類によっては早期発見により命が助かるといったケースも多々あります。
日ごろから健康チェックを行い、愛猫を病気から守りましょう。
チェック項目
チェックするものは“体”と“行動”の2つに大きく分けることができます。
見た目に症状が現れる病気は比較的早く発見することができますが、行動の変化が現れる病気は普段気を付けて観察していないと見逃してしまうことも多くあります。
これらは獣医師がどんな病気が潜んでいるかを確認する“問診”でもよく聞かれる項目なので、面倒くさがらずできれば毎日観察するようにしましょう。
体
目
目頭に目やにや涙がでていないか、赤目(白目の充血)になっていないか、眩しそうにシパシパしていないか、などを確認しましょう。
目やにがでている場合は色もチェックしてください。
黒っぽい少量の目やには生理的な目やにであることが多いのですが、黄色~緑色の目やには膿の可能性があるので要注意です。
猫は目の病気が多いので特に注意しましょう。
耳
耳垢や耳だれがないか、耳から悪臭がしないか、耳を執拗に掻いていないかなどを確認しましょう。
口
口臭が強くないか、歯石がついていないか、歯茎が赤くなっていないかなどを確認しましょう。
高齢になるとかなりの確率で歯周病になります。
できれば小さいうちから歯磨きの習慣をつけたり口の中を見たり触ったりする習慣をつけ、歯磨きをしながら口の中をチェックするようにしましょう。
皮膚
フケがでていないか、赤いポツポツがないか、体を執拗に掻いていないかなどを確認しましょう。
被毛
部分的な脱毛はないか、毛艶はあるかなどを確認しましょう。
行動
食欲
いつもより異常に食欲が増したり、食が細くなっていないかなどを確認しましょう。
また、口からポロポロ餌をこぼす場合には歯周病なども疑われるので、食べ方にも注意しましょう。
飲水量
いつもより水をがばがば飲んでいないかなどを確認しましょう。
トイレ
排尿:きちんと排尿しているか、頻尿ではないか、血尿ではないかなどを確認しましょう。
排便:下痢をしていないか、便秘ではないか、血便がでていないかなどを確認しましょう。
歩き方
足をかばったり引きずっていないかなどを確認しましょう。
image:PAKUTASO
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